まえがき
これまでいろんなメカニカルキーボードを試してきました、HHKB・Majestouch・NiZ・RealForce etc..どれもとても良い製品でした
次はどのキーボードを試そうかなと調べていると、静音赤軸なる軸があることを知りました
赤軸かつ静音が好きな私にはこれしかねぇ!!!
しかし採用されているキーボードを探るもコンパクト(60%幅)かつ見た目が気に入るやつがない....
どうすればいいんだ...
せや!自分で作ればよいんだ!
こうして私は自作キーボードにチャンレンジすることにしました
キーボードに求める条件
自作キーボードについて調べる前に、まずはどのようなキーボードを作りたいのか、その要件を明確化しました
- 赤軸くらいの軽さで静か
- カーソルキーあり
- 分離ではない
- 60%幅
- できればはんだ付けは面倒だからしたくない
これが実現できるようなものを情報収集していきます
情報収集
はんだ付け自体は良いのですが、はんだグッズを集めるのもお金かかるし、 レンタルできるスペースに足を運ぶのも初心者だからビビってしまう...
はんだ付け不要なものはないだろうか...
調べていたら、以下のブログに行き着きました
どうやらはんだ付けが不要なhotswapという基盤があるらしい、ということでhotswapを使って作ることに決定
その他に必要なものは以下
- キースイッチ
- ケース
- キーキャップ
- プレート
- スタビライザー
- ケーブル
購入したパーツたち
何箇所も見て回ってかき集めるのが初心者にはハードルが高そうだったので、全て KBDfansで購入しました
基盤
hotswapでカーソルキー付きということで、こちらの64キーのものを採用、gk64という名前の配列らしいということをここで初めて認識する
GK64 RGB 60% 64keys hot swap PCBkbdfans.com
スイッチ
静音赤軸で調べるとまっさきにでてくる、Gateron silent redを採用しました
ケース
プラスチック製のものと迷いましたが、カッコいいという理由だけでこちらに決定
KBDfansのレビューを見ると、採用した基盤はケースと合わないことが普通にあるらしく、このケースもどうか分かりませんでしたが、最悪削れば良いやろくらいの思いで買いました(結果大丈夫だった)
ミスリたくない人は、先人のブログやKBDfansのレビューを見て、確実に大丈夫そうなものを購入することをオススメします
KBDfans 5° 60% keyboard aluminum casekbdfans.com
キーキャップ
色が気に入ったので104キー用ものを購入しましたが、64キーの場合2u/1uのShiftキー等、変わったキーキャップが必要なので、基本的にはgk64対応のキーキャップセットを購入することをオススメします
今回2uのshiftはテンキーの0で、その他1uのキーは適当に余っているもので代用したましたが、見ためがいまいちなので全部塗装するか、良さげなのが見つかったら差し替えたい...
Cherry profile dye-sub keycapskbdfans.com
gk64対応のキーキャップセットの例
GK64 XD64 DZ60 PBT keycapskbdfans.com
プレート
前述の通りshiftが2uなので、それを選びました
DZ60 CNC (ALUMINUM/STEEL/BRASS) PLATEkbdfans.com
スタビライザー
これも2uが含まれていることを確認して購入(結論なくても問題なかったので付けてないのですが)
Original Cherry PCB-Mount Stabilizerskbdfans.com
ケーブル
おばあちゃんちのこたつのケーブルみたいなデザインが気にってこれを購入しました 基盤側がUSB-Cなのでそれを満たせばなんでもよいと思います
Handmade USB-C cable 1.2Mkbdfans.com
トータルコスト
$256...高級メカニカルキーボードに匹敵する価格だ... 一度思いとどまるも自作キーボードという漢のロマンに投資する想いで決行
ケースやケーブル、キーキャップはこれより安いものも沢山あるので、1万円台で実現することも可能そうです
パーツ | だいたいの価格 |
---|---|
ケース | $88 |
キーキャップ | $38 |
基盤 | $45 |
プレート | $18 |
スイッチ | $25 |
スタビライザー | $18 |
ケーブル | $24 |
合計 | $256 |
さぁ作ろう
KBDfansで発注してから1週間ほどで届きました
この動画を参考に作っていきます
【自作キーボード】このめんどくさい夏の日も...自作キーボードの作り方!
スタビライザーの取り付け
事前調査ではスタビライザーの組み立てが難関だと伺っていたのですが、組み立て済みの状態で届いていたので取り付けるだけで済みました
上下の向きを間違えないように注意です
プレートの固定
プレートと基盤を固定するために4つ角のキーキャップをまずは取り付けます
キースイッチの取り付け
残りのキーキャップをバンバン取り付けています
キースイッチの端子が基盤に刺さらずぐにゃっとなってしまうことがまれにあったので刺さっていることを確認しながら進めていきました
ここでまずは動作確認
ここまできたらキーボードとしては動作はするので、↓サイトで各キーが反応するかを確かめました
反応しない場合には、前述の通りスイッチの端子が基盤に刺さっていない可能性が高いので確認しましょう
ケースへの取り付け/キーキャップの取り付け
ケースと基盤をねじで固定します
最後にキーキャップを取り付けて完成です!!!かっこいー!!!!!!
感想
はんだ付け不要なこともあり開封から完成まで1時間くらいでできました
こんなに簡単にできるならもっと早くやればよかったと若干の公開
そしてGateron silent red最高ですね、軽い打鍵感に静音性、まさに求めていたものです
ケースはアルミ製のものでそこそこ重量があるので、安定感がありますが持ち運びには適さなそう
今後
スタビライザーのカチャカチャが若干耳障りなので、そこだけはLubeしようと思います
How to Clip, Lube, and Band-aid Mod Your Stabilizers
そして今回自作キーボードの実績解除したので、次ははんだ付け必要なものを視野に入れて作ってみようかなと思います(Mint60が気になっている)
備考:キー配列のカスタマイズ
私はデフォルトの配列で不満ないですが、一応カスタマイズもできるらしいです