susunshunのお粗末な記録

お粗末に丁寧に生きる

ポジティブな意思決定をするという雑な話

お仕事をしていると何らかの意志決定を取るということは誰しもあると思います

そんな中で

「このシステムが負債がやばいので、こういう設計・実装を取るしかない」

みたいなマイナスなニュアンスの意思決定を取ったことはないでしょうか?自分はあります

ただこれはある種の脳停止だと考えており、いろんな可能性を潰している懸念があります。 結論は同じだとしても

「このシステムは負債がやばい。世で語られているベストプラクティスを適用するとリファクタの規模が大きくなるが、いまのプロダクト・チーム状況を踏まえると大規模のリファクタに投資するのは最適ではなく、こういう設計・実装をとるのがベストである」

といったように外部要因に意思決定を委ねるのではなく、 外部要因をインプットとして自分達が意思決定を取ってゆきたいと思っています。

ポジティブにやっていきたいという想いもありつつ、意思決定のオーナーを自分達に寄せることで振り返りやすくなるし、言語化していく仮定で課題に対する解像度も自ずと上がっていくのではないでしょうか

アーキテクチャの意思決定の履歴を残すプラクティスとしてADR(Architecture Decision Records)があったりしますが、こういったプロセスとしてではなく日常の振る舞いとして、油断すると「XXするしかない」という思考・発言をしがちなので意思決定のオーナーはワシらなんじゃ!という想いを大切にしたいよね(ポジティブな意思決定をするというよりかは意思決定のオーナーを持つという話だったかもしれない)